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■ルクレツィア・ノイン


ガンダムと言えばウイング、というのが桜井の世代だと思われます。
めっちゃ流行ってたよね。
当時のオタ友にまんまとハメられました。
放送終了後、というのがあまりにも嫌がらせなハメ方だよな…orz


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■うさたん。






















ヤバツエ七変化、好きでした。いえ、好きです。今も。


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■ヤバイバと豆まき


スパムを消そうとして記事ごと消してしまった…orz
許すまじ、スパム。
もう何書いたか思い出せません。

とりあえずヤバイバ可愛いよ、ヤバイバ。ということで。
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■再見:牙吠SS(ヤバ+黄)
身を切りつけるような風に辟易しながら、岳は首をすくめた。
夏には暑苦しい葉を茂らせていた街路樹も、今は裸の枝を広げて頼りなく立ち尽くしている。
寒さに耐えきれず勝手に震えだす身体を押さえつけるように、ぎゅっと奥歯を食いしばった。

ふと、「あの」感覚を思い出す。

悔しさと、絶望と、そして僅かな希望を、滲む血と一緒に噛締めたときの感覚。味。
もう二度と戻りたくないような、けれどひどく懐かしいような、そんな感覚。

「……早いもんだな…」

ユニフォームジャケットを脱いでから、ほぼ1年が過ぎようとしていた。
まるで自分の皮膚を剥ぎ取るような痛みを心に焼き付けて、
その日、彼らはそれぞれの道を歩き出した。

「“同窓会”をやろう」と言い出したのは、冴だった。
改めて「同窓会」を開くほど、彼らの中は疎遠になってしまったわけではない。
現に自分は、走とはしょっちゅう顔を合わせている。
冴や海、草太郎も、それぞれ連絡を取り合っているようだし、
大神も例のプールバーに行けば大抵会える。
だが、「ガオの戦士として」皆で顔をあわせることはなかった。

「…遅ェなぁ…、何分待たせるんだ?」
苛立ちながら、腕時計を見る。
自動的に時刻を修正する機能がついた時計で、これといった細工や飾りはない。
数メートル離れた所で、やはり誰かと待ち合わせをしているような女性に目をやると、
小さなハンドバッグから携帯電話を取り出して時間を確認していた。
岳は、未だにその道具を使っていない。
サラリーマンとは違い、勤務中は必要ないし、
またプライベートでも必要最低限の連絡は付くようにしている。
それでも走たちには何度となく携帯を持つように進められたが、
岳はどうしてもそれを持つ気にはなれなかった。


――――『あれ』を思い出してしまうから。
また、いつでも戦士になって戦場へと飛んでいけるような気になってしまうから――――


目を細めて、遠い天空島に思いを飛ばす。
冷たい冬の風ですら、昔、生身で空を翔けた頃を思い出させる。
その身体で風を切り裂き、自由に飛べたあの頃。
「まるでガキだな」
小さく嘲笑しながら、そんな自分を愛しくさえ思ってしまう。

時計に目を戻すと、もう10分経っていた。
皆はまだ来ないのだろうか、と辺りを見回す。
約束の時間よりも早く来てしまった自分も悪いが、
その時間を過ぎても現れる気配すら見せない仲間達もいったい何を考えているのか。
イライラしながらも、一同が顔を揃えるのを楽しみにしている自分に気付く。

首を伸ばして、通り過ぎていく人混みを見渡す。
と、頭髪を金色にした男に目が留まった。
小柄な身体なのに、人混みの中でも岳の視線を引きつけて離さない。
「……またか」
なんとはなしに呟く。
自分がそうだった頃にはあまり気に留めなかったが、金色の髪というのは、
ひどく目立つものだ、と髪を染め直した時に思ったのだった。
それ以来、街を出歩く度に、金髪の頭に目がいってしまう。
「未練、か…?」
渇くように望んでいたはず「日常」の端々に、「過去」の自分を見つけてしまう。

身体を冷やす風にも。
どこまでも続いていく空にも。
名前も知らない人々が手にしている携帯電話にさえ。
もううんざりだ、と思ったこともあった。
どうしようもなく非力な自分を嘆いたこともあった。
だが今は、その全てが愛おしい。
確かにそこが、自分の居場所であったと思う。


と。肩を人混みにさらわれて、バランスを崩した。
「うわ…っ」
「お、悪ィね」
ぶつかってきた男が短く謝る。
詫びの言葉もそこそこに、男はこちらの顔を覗き込んできた。
その無遠慮な態度に岳はいささかムッとして、不機嫌な眼差しで返した。
よく見ると、先刻岳が目を留めた金髪の男であることに気が付く。
もう日も暮れて暗くなり始めているというのに、男はサングラスをかけていた。
何か言いたげな口許は、岳の鋭い眼差しに物怖じもせず、ただにやにやと薄笑いを浮かべている。
その侮蔑的な態度に耐えかねて、岳は凄味を利かせた声で「何か?」と言った。
苛立ちを露わにした岳を見て、男は驚く様子もなく、ただ満足そうに笑う。
それがまた岳の神経を逆撫でした
「…なんだよ?」
「いや、別に?」
手袋をした手を顎に遣りながら、男は更に話しかけるでもなくにやにやと笑い続ける。
「気味の悪い野郎だ」
こういう輩には関わらないのが一番だ。どうにかして追い払ってやろうと思ったその時。

「岳―ッ」

あまり遠くない場所から、聞き慣れた声が自分を呼んだ。
そちらに気を取られた一瞬、いきなり男が顔を寄せ、短く囁いた。
「え…」
その言葉にドキリとして、慌てて引き留めようとする。
だが、返すべき言葉を探している間に、
とん、と岳の肩を軽く叩いて男は人混みの中へ紛れてしまった。
どこへ行ったのか、目で追おうとしても全く見つからない。
さっきはあんなに目を引いたのに、だ。
「今のは…」
もしや、と首を傾げる。
「いや、そんなはずは…」


「ごめん、待った?」
人混みを凝視する岳に声を掛けたのは、走だった。
名前の通り走ってきたのか、息も絶え絶えである。
「それさぁ、男同士の待ち合わせに使うフレーズじゃないんじゃない?」
追いついてきた海があきれた口調で茶々を入れる。
他の3人も、後から駆けつけた。

「おまえらなぁ、集団でチコクするたぁいい根性してるな」
「ごめんってば。時間に間に合うように頑張ったんだけどさ…」
「そこで道を訊かれちゃったのよ」
「そうそう、すっごくキレイな女の人に」
「金星だ…」
「おまえにはしいちゃんがいるだろ」
「だいぶ派手な形だったぞ」
予定に20分も遅刻してきた仲間達は、口々に弁解を始めた。
ふと、冴が眉間に皺を寄せて呟く。
「…でも、どこかで会ったことあるような気がするのよね」

だが、岳はそんな彼らには耳も貸さずに、男が去って行った方角をじっとみつめていた。


「またな」


男が囁いた短いフレーズが、やむことなく繰り返し岳の頭に響いていた。
そして―――――

「ああ、またな――――」

届くはずのない言葉を、かつてのライバルに返す。
その顔には、戦士ガオイエローの不適な笑みが、一瞬だけ甦った。





- fin -
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■メリークルシミマス、ヤバイバ。



子ヤバ「ツエ姐、オレ、サンタになる!」
ツエ姐「どうしたのよ、イキナリ?」
子ヤバ「だって、サンタになれば、
    世界中のオモチャが
    貰えるんだろ?」
ツエ姐「…………」

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