漫画:佐々木倫子
原作:綾辻行人佐々木倫子と言えば、「
動物のお医者さん」とか「
Heaven?」とか、
ほのぼの職業コメディ(?)をすぐに連想してしまうのすが、
なななんと、今度はミステリがキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!
あの真面目な絵柄で人を抱腹絶倒の滝壺に落とし込む佐々木さんがミステリ畑に進出!?
しかも原作がこれまたミステリ作家の綾辻行人ときてる。
(実は桜井、ミステリについては大変疎かったりする…。
でもミステリマニアの母が「えっ、綾辻原作!?」とビックリしていたので
きっと正統派の作家さんなのであろうと思う)
最近の佐々木さんの本はいつでも装丁が豪華だ。
通常で回っているコミックスよりも二回り大きいA5サイズで、
手触りのいいカバー紙にタイトルは箔押し加工が施されている。
遊び紙を経てカラーの中トビラをめくったあとも数頁のカラーページが続く。
(これを口絵と言います)
お陰で購入時にはいつもレジに持って行くのを一瞬ためらってしまう。
(これ、同人誌でやろうとしたらいくら掛かるんだろう…)
この「月館の殺人」は、こともあろうに
ニス加工です!
(正式名称は知らんのだが、絵の上に透明な何かを乗っけて立体的に見せる加工です。
同人業界でも超大手さんぐらいしかやれないんじゃなかろうか…高くて)
なんだかいつもより更に力が入っている…(気がする…)
もしや、これまでとは全く違う新しい芸風に…!?という多少の寂しさを含んだ期待感と共にページを繰った。